土地が決まり、ハウスメーカーも決まった。
「やっとここまで来た」
正直、少し肩の力が抜けた。
でも、それは大きな勘違いだった。
ここからが、本番だった。
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「間取り決め」は、家族の生活を全部さらけ出す作業
最初の打ち合わせは、
間取りと生活動線のヒアリング。
設計士さんは、
静かに、でも容赦なく聞いてくる。
• 朝は何時に起きる?
• 玄関で靴は脱ぎっぱなし?
• 洗濯は夜?朝?
• 帰宅後、最初に何をする?
• 今までの暮らしで改善したいと思う内容は?
改めて言葉にすると、
自分たちの生活って、案外ズボラで、クセだらけだ。
でも、
そのクセこそが、家の設計材料だった。
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「理想の間取り」より「現実の動線」
最初は、
SNSで見た理想の間取りを持ち込んだ。
• 回遊動線
• 大きなパントリー
• 横並びダイニング
全部、素敵。
でも設計士さんに言われた一言で、
ハッとした。
「それ、今の生活で使いますか?」
理想と現実は、違う。
だから前宅をベースに生活スタイルをイメージした。
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キッチンは、家の司令塔だった
キッチンは、
一番時間をかけた。
• 立つ時間
• 見える景色
• 収納の位置
料理だけじゃない。
• 子どもの様子を見る
• 片付けをする
• 会話をする
「ここに立つ自分」を、
何度も想像した。
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オーダーメイドキッチン
私が一番過ごす場所。
だから好きな場所にしたかった。
建売では叶えられなかった夢。
夫からGoサインが出た。
・LineaTalara
・Kitchenhouse
・CUCINA
・Living Products
・TOKYO KITCHEN
パンフレットをかき集めて、
デザイン・仕様・価格、私の同線に合っているか。
リビングダイニングの「顔」になるか。
色合いはPinterestで英語検索すると海外の色と色番が出てくので、
オリジナルの色を作った。
天板や棚板の幅は2センチじゃない、5.5センチに拘った。キッチンの重量感を大切にした。
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キッチンに合うダイニングテーブル
キッチンとダイニングテーブルには一体感が欲しかった。
沢山のサイトをチェックした。そして見にいった。
家族が集う場所、集うテーブル。
日本の技術の曲線美に惚れ込んだ。
KIRITSU
住宅を想像する時に出てくる「家具」は間取りを決めながら、
一緒に選んでいった。
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収納は「多ければいい」わけじゃない
収納も、
とにかく悩んだ。
• 大容量?
• 各所分散?
• 見せる?隠す?
前宅の一軒家時代、
収納が足りなくて苦労した。
そして「誰の物」ではなく「家族の物」の収納が欲しかった。
だから、
つい欲張りたくなる。
でも、
収納が増える=物が増える。
この現実にも向き合った。
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家事動線は、感情を左右する
洗濯動線。
• 洗う
• 干す
• たたむ
• アイロンがけ
この距離が短いだけで、
日常は驚くほどラクになる。
「1日10分の差が、10年でどれだけ変わるか」
そんな話をしながら、
一つひとつ決めていった。
乾太くんは私の満足度が高い。「干す」を無くした生活は抜け出せない。
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外観は「街との関係性」
外観は、
好みが分かれた。
• シンプル
• 個性
• 飽きないデザイン
• 窓の数
街に溶け込むか、
少し主張するか。
「10年後も、好きって言える?」
何度も自問した。
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内装は、静かな贅沢を選んだ
床材、壁、天井。
一つ変えるだけで、
価格も雰囲気も変わる。
派手さより、
落ち着き。
毎日見るものだからこそ、
疲れない色を選んだ。
そしてリビングダイニングの床板は拘った。
ファッションで靴が大切であることと同じ。
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設備選定は、現実との戦い
給湯、空調、窓。
ここは、
夢より性能。
• 冬の寒さ
• 夏の暑さ
• 光熱費
「目に見えないところにお金をかける」
後から後悔しないための選択だった。
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色決めは、最後の迷路
床と壁と建具。
小さなサンプルを見ながら、
想像する。
正直、
途中から分からなくなる。
「全部同じに見える…」
でも、
ここを雑にすると、
完成後に必ず後悔する。
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オプションは、心を揺さぶる
オプション一覧は、
誘惑の塊。
• 便利
• おしゃれ
• あったら嬉しい
全部、欲しくなる。
でも、
全部足すと、予算は崩壊する。
そしてスマート化が進む現代、夫の強い希望でスマート化を目指した
https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=4AX74F+CF4K36+4W9U+609HT
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見積り調整は、現実に戻る時間
最終見積り。
金額を見た瞬間、
空気が変わった。
「削るなら、どこ?」
ここで、
本当の優先順位が見える。
• なくても困らないもの
• 後から追加できるもの
一つずつ、
決断した。
私は欲しいをまず全て形にして、最後に削る作業をした。
自分の「欲しい」に順位が付いて納得できた。
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削る=妥協ではなかった
削ることは、
負けじゃない。
「今じゃなくていい」
そう決めることも、
立派な選択だった。
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間取り・仕様決めで分かったこと
この工程で、
はっきり分かった。
家づくりは、価値観づくり。
• 何を大事にするか
• どこで妥協するか
• どんな毎日を送りたいか
全部、
自分たちに返ってくる。
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図面の線が、生活になる日を想像して
最終図面を見たとき、
少しだけ、胸が熱くなった。
まだ、家はない。
でも、
生活は、もう始まっていた。

