事後対応というのは、どれだけ反省してもなかなか改善されない。
仕事でも家でも、気づけば「やってしまったな……」の連続で、少しずつ成長できているようで、実際は同じところをぐるぐる回っているような気がする。
けれど、その中でも――特にため息が深くなる事後対応がある。
そう、息子の上履きだ。
■ またやらかした、あの日
先日、先生に呼び止められた。
「足が痛いって言ってるよ〜」
その言葉に背中がザワッとして、すぐに息子の足元を確認した。
……終わった。
上履きが、すでに0.5強センチは小さめ状態。
目に見えてギュウギュウ。
足入れして親指まわりを触ると、パンパン。
こらこら! ママ! 息子の足はもう曲がる寸前だぞ!
その瞬間、胸の中に静かに積み上がる罪悪感と:
「またやってしまった」という、ここ数年で何度目かわからない敗北感。
子どもの靴って、こんなに急に小さくなる?
昨日まで普通に履けてたよね?
え……伸びたの今日?(そんなわけはない)
私は息子の成長に、完全に置いていかれている。
■ 毎回の“お急ぎ便”事件
そしてここからが、もはや様式美と言っていい。
急いでAmazonを開く。
上履きを検索する。
サイズ選ぶ。
「最短明日お届け」
――押す。迷わず押す。
そう。
上履きはいつもお急ぎ便。
“今すぐ必要なものほど、なぜか前もって準備できない法則”は、我が家においては絶対の真理である。
毎回そのたびに、心に誓うのだ。
「次こそ余裕をもって買おう」
だが、息子の成長スピードは、私の決意を軽々と追い越していく。
私が一歩踏み出す前に、息子の足はもう半歩先へ伸びている。
成長の方が“お急ぎ便”なのである。
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■ いつだって期末テストみたいな週末
週末、息子が上履きを持って帰ってくる。
あの白い袋を見るたび、私はなぜか心がざわつく。
「……合ってるかな、サイズ」
毎回ちょっとした“期末テスト”みたいな気分になる。
そしてその採点結果は、たいていB判定かC判定くらい。
A判定(余裕あり!)なんて、何年も見ていない。
洗濯して、乾かして、また来週へ送り出す。
その一連の作業は淡々としているけれど、
そこにはいつも「成長と追いつけなさ」の物語が隠れている。
■ 小さくなった上履きが教えてくれること
パンパンだった上履きを横に置いて、翌朝新品を履いた息子が走り出していく。
軽やかで、まっすぐで、当たり前のように前へ進んでいく小さな背中。
その姿を見ると、
「ま、いっか」と思えてしまう。
私が追いつけないのは、だらしないからではなくて(いや少しはあるけど)、
息子がちゃんと大きくなっているからなんだ、と。
子どもの成長は予告なし。
タイミングも配慮もしてくれない。
でも、それがうれしい。
追いつけないほど早い成長を、毎日見せてもらっている。
息子がどんどん大きくなっていく証拠が、
あのパンパンの上履きに詰まっている。
■ 今日もまた、成長に追われながら
きっとこれからも私は、ぎりぎりまで気づかず、
また夜になって上履きを思い出し、
また急いで注文ボタンを押し、
また同じように反省するんだと思う。
でもそれでいい。
それでこそ、今の私と息子のペースだ。
追いつけない日々だけど、
追いつけないからこそ尊い日々でもある。
そんなことを思いながら、今日も私は息子の足を触る。
親指の位置を確認しながら、次の「やらかし」を予感しつつ――
心のどこかでは、それを少し楽しんでいる自分がいる。
最後まで読んで頂き有難うございます!
