「はぁぁぁぁぁ……。」
大げさでもなんでもなく、私の一日に確実に三回は登場するため息。その“ひとつ”に毎回必ずランクインするのが、紐が抜ける問題である。
私の生活に突然あらわれ、静かに忍び寄り、そして確実に心を削っていく──そんな厄介な存在。
「極小だけど、いざ起きるとどんよりすること」選手権があれば、確実に上位入賞する自信がある。
■ 3ヵ月前、夫のパーカー事件はまた起きた
あれは、3ヵ月ほど前のことだったと思う。洗濯物を乾燥機から出していたとき、私は見てしまったのだ。
ひょろり。
ひょろり。
……出てくる。
パーカーの紐が、亡霊のように洗濯ネットの残骸から顔を覗かせていた。
「またか!」
年平均3回発生する、我が家の“名物”。
もはや風物詩と言ってもいいのかもしれない。乾燥機のせいなのか、素材の問題なのか、それとも運命的な何かなのかは分からない。ただひとつ言えることは、確実に私のエネルギーを奪ってくるイベントであるということ。
そして2026年1月中盤、その紐はまだパーカーに戻っていなかった。
■ そんな矢先、息子の弁当袋までもが…
「なんで?また!?」
そう叫びたくなるような事件は、たいてい“忙しい日に限って”起きる。
その日は、たまたま息子の弁当袋を洗い忘れてしまい、一日遅れで洗濯。そして乾燥。
乾燥機から出した瞬間、私は目を疑った。
……2本とも抜けている。
いや、待って。
弁当袋の紐、なんで両方???
まさか息子が紐で遊んだ?
いやでも乾燥機が犯人じゃ……?
頭の中で誰が犯人か捜査会議が始まる。結果、犯人は不明のまま、私のため息だけが更新されていった。
「これ以上は無理だ……!」

■ 私を救った“あのアイテム”との出会い
その瞬間、私は“買う”スイッチを押していた。
迷いなし。即買い。
それが、私を救った小さな神器──
**「紐通し(通し紐)」**である。
100円ショップでも手に入るものではあるが、これが驚くほど優秀だった。
紐通し↓↓↓
■ 本場の紐通し、なめてました
今まで「細いペン」や「割りばし」で乗り切っていた私は、一体何だったのか。
紐通しを使った瞬間、思わず天を仰ぐほど感動してしまった。
だって──
・パーカー? 余裕
・弁当袋? 秒で終了
・布の厚み? 全く問題なし
まるで、紐通しが「任せなさい」と言わんばかりにスッと導いてくれる。
ストレスフリー。時間短縮。精神的安定までついてくる。
これはもはや“便利グッズ”の域を超えている。
生活を平和に保つための“必需品”だ。
■ 極小だけど確実に心を削るもの
日々の生活の中で、
「これくらい小さいこと、気にしちゃダメだよ」
と言われるような出来事はたくさんある。
だけど、実際に起きると、
・ため息が出る
・体から力が抜ける
・しばらくどんよりする
そんな“極小のストレス”こそ、地味に効いてくるのだ。
きっと誰にでも“その人にとっての紐問題”があるはずだ。
・靴下が片方なくなる
・レジ袋が開かない
・充電ケーブルがどこかへ消える
・乾燥した手でシールが剥がれない
誰にも言えないほどの些細さでも、確実にメンタルを削ってくる。
■ 買わなくても生きていける。でも、あったら人生が変わるもの
世の中、“買わなくても困らない”ものにあふれている。
その一方で、今回の紐通しのように
「あったら人生の平和度が確実に上がるもの」
も存在する。
これはまさに後者。
永遠に必要になると確信している。
■ 小さなストレスを、ひとつずつ救っていく
今回の一件で改めて思った。
「極小のストレスを軽視しないこと。」
これをひとつ減らすたびに、日々の暮らしは少しずつ軽くなる。
自分を丁寧に扱うって、こういうことなのかもしれない。
私の生活の平和は、今日も紐通しによって守られている。
そしてまた明日、パーカーの紐が抜けたとしても──
私はもう、ため息と共に絶望することはない。
なぜなら、心強い相棒がいるから。
あなたにもありませんか?
「極小だけど、起きると確実にどんよりすること」。
もし少しでも思い当たるなら、ぜひそのストレスを軽くする何かを探してみてほしい。
それは案外、数百円で買える小さな道具かもしれない。
紐通し↓↓↓
